「減塩」って本当に健康に良いのでしょうか?
私ならこうお答えします...「良い塩は身体には必要不可欠です。そして、料理がおいしくなるのでどんどん使います。」
それにしても、なぜ巷でこんなに「減塩、減塩」と叫ばれているのでしょうか?
医療従事者として人工透析の業務を担当したことがありますが、透析が必要な患者には「減塩」を促します。基本的に、塩を多く取ると水も多く飲むことになります。そのため、おしっこが自分で作れない透析患者は体内に水分・老廃物を貯め込むことになり、また血圧が高くなって心臓に負荷がかかってきます。そうした状態を正常に戻すために透析という治療を行います。
ということは、おしっこが出せる健康な人の場合、それなりに塩を摂ってもいいはずです。一時的に体内の水分量が増えて血圧が上がり心臓にも負担がかかっても、おしっことして排出できるので大丈夫ということになります。
ところが、最近の血圧の基準値は高血圧140以上、高値血圧130~139です。これは年齢に関係なく一律なので、誰でもすぐ引っ掛かってしまいます。もちろん私もです(笑)。特に高齢者は全身にきちんと血液を送るために身体が反応し、自然と血圧が高くなります。これは正常な生理的反応です。それを考えると、「高血圧」と言われないために「減塩」を推奨し、形だけ基準をクリアすることに果たして意味があるのどうか。。。
そもそも血圧なんて、一日の間にかなり変動します。人間の活動のために身体が上手く適応するシステムです。これに一律基準を設けること自体、非常にナンセンスだと思いませんか?
また、工業的に精製された安価な塩、いわゆる食卓塩(NaCl:塩化ナトリウム)だけを摂ると血圧が上がるだけで、身体に必要な他のミネラルがほとんど摂取できません。それにしても、政府が作った日本たばこ産業(現、JT)が「何でこんなもの昔から売ってるんだ!」となりますよね。いろいろとウワサは聞いていますが、この話はまた今度ということで。。。
肝心な話に戻りますが、良い塩は細胞を活性化させ、体温を上げ、免疫力を強化させます。そして、日本人には山で採れる岩塩より砂浜で作られる海塩が身体に合うそうです。当店では、様々な海塩の中でも含有成分が非常に多い上質な海塩をセレクトしております。ぜひ陳列ブースをご覧いただければ幸いです。
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